PUTFARM


省エネ型屋内農場システムプットファームとは

農業は「土づくり」から「気候づくり」へ

農業は「土づくり」といわれ、それぞれの土地の匠が経験と勘で耕したり肥料を入れたりしてきました。しかし、収穫までは、除草作業・害虫対策・自然災害や異常気象等の天候不順に振り回され、生産量・品質は不安定でした。そのため、極めて清潔、完全無農薬、安定供給と、ほぼ完璧に「安心・安全・安定」な完全人工光型植物工場が注目されています。しかし、コスト面や栽培経験の問題から事業参入は保留、という声があります。

そこで開発したのが「プットファーム」です。
プランツラボラトリーと東京大学が共同開発した、全く新しいシステムです。


「気候づくり」で、空間環境を最適化

従来の植物工場が採用しているシステムでは、空間環境の調整が困難でした。
一方、『プットファーム』が採用した空調システムは、温度・湿度をそれぞれ独立して調整することができ、冷却・除湿だけでなく加熱・加湿もできるので、環境を自由自在にコントロールできます。室内を高原のようにも、南国のようにもできるのです。まさに、「気候をつくる」という感覚です。北海道で沖縄野菜をつくる、アフリカで京野菜をつくるということが実現できます。まず作るものを決め、それに合う気候をつくるという順番で進められます。

また、レアプラント(希少植物)や季節外の作物を生産できるので、露地野菜との差別化になり、高価格帯での販売が可能です。さらに、作業員は快適な環境で働くことができます。


建設コストを抑制

従来の植物工場は、建設費用がかさむことが問題でした。『プットファーム』は、従来の植物工場と同等以上の環境コントロールが可能ですが、農業用ビニールなどの安価な資材と自社で開発したオリジナル製品を効率的に組み合わせることにより、設置費を最大3分の1に抑えられます。

さらに、従来の植物工場は建設するのに広大な土地が必要で、完成まで数ヶ月を要します。

『プットファーム』なら、約1ヶ月で完成するのですぐに運営を始められ、収益化まで最短で進めます。


栽培ノウハウを提供

従来の農業は、経験や勘に頼って生産をしてきました。『プットファーム』では、経験則ではなくデータを元にした栽培ノウハウを導入することにより、安定生産・計画生産を実現でき、収益化を可能にします。農業経験は一切必要ありませんので、人材募集もスムーズです。


独自に開発したシステムを提供

従来の農業では、栽培ノウハウやデータの記録・蓄積が困難でした。
『プットファーム』は、IoTデバイスの導入により、空調システムで制御した温度や湿度等、室内の環境をパソコンやスマートフォンでいつでもどこでも確認することが可能です。
また、独自に開発したシステムを活用することで、従来の紙によるデータ管理から、データの蓄積・分析に長けたITによる管理に移行することができます。